@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00010620, author = {Murahashi, Takeshi and 村橋, 剛史}, journal = {朝日大学経営論集, Asahi Business Review}, month = {Mar}, note = {40019814101, application/pdf, 企業の収益性分析においては、損益計算書のうち主に経常損益が用いられるが、キャッシュフロー計算書では営業キャッシュフローが税金等調整前当期純損益を計算開始利益とするため、両者の関連がわかりづらいものとなっている。税金等調整前当期純損益と営業キャッシュフローの調整項目の中身を細かく分析すると、特別損益の多くは税金等調整前当期純損益から調整項目の中で戻し加減されている。営業キャッシュフローの調整項目を特別損益項目とそれ以外に分けて、税金等調整前当期純損益に特別損益項目を調整した後の損益は、経常損益にかなり近い損益となる。したがって、調整後損益から特別損益以外の項目をさらに調整する形に営業キャッシュフローの調整を整理することで、利益と営業キャッシュフローとの関係をより理解しやすくなる。特別損益として戻し加減される調整項目も細かくみると、非資金損益項目で営業キャッシュフロー上戻し加減が行われているもの、投資キャッシュフローや財務キャッシュフローに記載されるため戻し加減が行われているもの、重要な損益項目であるため一旦戻し加減を行ったうえで、受取/支払の実額を小計の下で調整したものに分けられ、調整の内容が異なる。税金等調整前当期純損益と経常損益の差は上記の特別損益特有の調整項目を調整することでかなり小さくすることができ、営業キャッシュフローを経常損益との比較で理解することが容易になる。このように営業キャッシュフロー計算書の調整項目と、損益計算書の損益項目との関連をより調整することで、収益性分析とキャッシュフロー分析相互の関連が明確になり、財務分析をより深めることができる。また、特別損益は非資金損益項目が多く、損益に影響を与えてもキャッシュフローにあまり影響を与えないことが多いこともわかった。}, pages = {9--21}, title = {営業キャッシュフローにおける調整項目としての特別損益の機能}, volume = {27}, year = {2013} }