@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00010830, author = {山岡, 真太郎 and YAMAOKA, SHINTARO and 太田, 貴久 and OOTA, TAKAHISA and 鵜飼, 哲 and UKAI, AKIRA and 松永, 良健 and 山田, 和人 and YAMADA, KAZUTO and 村松, 泰徳 and MURAMATSU, YASUNORI and 住友, 伸一郎 and SUMITOMO, SHINICHIRO}, issue = {2019-02}, journal = {2019-02}, month = {2019-02, 2019-04-16}, note = {リンパ管腫はリンパ嚢胞を主体とした稀な腫瘤性病変でリンパ管形成異常と考えられている。全身的に発生するが頭頸部や縦隔、腋窩、腹腔、後腹膜内、四肢に好発する。稀に年長児や成人期発症例もある。今回、我々は舌背正中部に発生し経過観察中に拡大したために摘出した先天性リンパ管腫の一例を経験したため、その治療経験に文献的考察を加えて報告する。患者は1歳5か月の男児。2010年2月に舌の腫瘤を主訴に初診来院した。生後5か月時に川崎病で入院した際に、腫瘤を指摘されたが放置していたという。舌背中央部に10×10mmの表面顆粒状のやや赤みのある硬い腫瘤を認めた。超音検査とMRI検査を行った結果、MRIでは舌背粘膜下にT1強調像で中等度信号、T2強調像で高信号を認め、筋層への進展は認めなかった。リンパ管腫と考え、1か月毎の定期的な経過観察を行うこととした。2014年3月来院時、腫瘤は15×12mm へと増大を示したため、患児の両親に説明し全身麻酔下にて切除術を行う方針となった。同年8月に全身麻酔下にて舌背のリンパ管腫切除術施行。腫瘍は筋層や周囲組織からの剥離は容易であり癒着は認めなかった。深部への浸潤も認めず一塊として摘出でき、創部も小さいため創部は縫縮とした。切除標本の病理組織検査では多数の平滑筋層のない管腔形成を認め、免疫組織化学的にリンパ管内皮細胞(D2-40)の裏打ちを認める。血管内皮細胞(CD31)も一部認めるが、リンパ管腫内に点在している毛細血管と思われる。診断は海綿状リンパ管腫であった。術後4年を経過した現在、経過良好で再発等の異常は認めない。}, pages = {2019-02--2019-02}, title = {舌正中に発症したリンパ管腫の1例}, volume = {2019-02}, year = {} }