@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00010879, author = {出雲, 孝}, issue = {2019-03-31}, journal = {2019-03-31}, month = {2019-03-31, 2019-05-29}, note = {私たちが日々締結する契約の中には、継続的契約関係を前提とする ものがある。賃貸借や保険が、その代表例である。継続的契約関係は1990年代から盛んに研究され、解除の効果や損害賠償の要否について、多くの知見が積み上げられてきた。けれども、継続的契約関係一般の定義は、未だ明らかになっていない。本論文は、18世紀中葉に活躍したドイツの近世自然法論者クリスティアン・ヴォルフの契約理論に着目し、以下の2点を明らかにした。①継続的契約関係においては、一定の給付部分について履行の順序が固定されており、②この順序から発生する時間リスクは契約当事者たちのいずれにも帰責されないがゆえに、リスク負担の変更に対して制限が課される。このようなリスク概念を中心とした分析は、我が国の判例における賃貸目的物の通常損耗の扱いにも、一定の根拠を与えるものである。}, pages = {2019-03-31--2019-03-31}, title = {近世自然法論における継続的契約概念の萌芽 : クリスティアン・ヴォルフの契約理論を中心に}, volume = {2019-03-31}, year = {} }