@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00012193, author = {村上, 幸孝 and MURAKAMI, Yukitaka}, issue = {2019-11}, journal = {2019-11}, month = {2019-11, 2020-03-30}, note = {蛋白質の多くは、「第3の生命鎖」と呼ばれる糖鎖による翻訳後修飾を受けて、糖蛋白質として機能している。これまでの長い間、糖蛋白質の存在は真核生物のみに限られ、原核生物である細菌にはありえないと信じられてきた。ところが、ようやく近年になって、細菌においても糖蛋白質が発見されてきた。当初はCampylobacter属やNeisseria属で研究が始められ、そしてBacteroides属やその他の属にも拡大しつつある。この総説では、口腔細菌における糖蛋白質研究の状況を、代表的な歯周病関連細菌であるPorphyromonas gingivalisおよびTannerella forsythiaを中心にして紹介する。まず、P. gingivalisおよびT. forsythiaにおいて、これまでに報告された糖蛋白質を整理して示す。P. gingivalisでは、主としてC-terminal domain配列をもつ蛋白質が、IX型分泌機構によって、菌体の外側へと輸送され、その後にAnionic lipopolysaccharideの糖鎖で修飾される。T. forsythiaでも同様に、C-terminal domain配列をもつ蛋白質は、IX型分泌機構によって、菌体の外側へと輸送される。しかし、その後はGeneral O-glycosylation systemによって糖鎖修飾される点が大きく異なる。次に、著者らが行ってきた歯周病関連細菌における新たな糖蛋白質の検索の試みについて示す。その結果として、OmpA様蛋白質を含む数種類の新奇の糖蛋白質を見い出すことができた。さらに、データベース等を利用した糖鎖修飾に関わる酵素の推定についても合わせて述べることにする。}, pages = {2019-11--2019-11}, title = {歯周病関連細菌の糖蛋白質と糖鎖修飾に関わる酵素}, volume = {2019-11}, year = {} }