@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00012194, author = {瀧谷, 佳晃 and TAKITANI, YOSHIAKI and 勝又, 明敏 and KATSUMATA, AKITOSHI and 河野, 哲 and KAWANO, SATOSHI}, issue = {2019-11}, journal = {2019-11}, month = {2019-11, 2020-03-30}, note = {根管治療を正確に行ううえで、根管口の探索と明示は歯内治療における最も重要な過程のひとつである。近年、これまでに光学機器を用いた歯内治療の経験がない歯科医師も、歯科用顕微鏡あるいはルーペなどの光学機器を用いて根管口を探索する事が多くなった。また、デジタル技術の進歩により、画面上で口腔内の拡大像を観察する「デジタル拡大鏡」と呼ぶべき光学機器も登場している。しかし、これらの光学機器が根管口の探索の精度向上にどの程度有効であるかに関して検討された報告はない。本研究は、大臼歯の歯髄腔を模した「根管口モデル」を開発し、肉眼、光学機器、歯科用顕微鏡を用いた根管口探索の精度を客観的に評価する方法を検討することを目的とした。肉眼による根管口探索精度は、感度86.44、特異度70.27、両者を平均した精度は78.36であった。デジタル拡大鏡では、感度 90.63、特異度 90.63、精度 90.63が得られた。歯科用顕微鏡の成績は、感度83.61、特異度62.86、精度73.23であった。観察者の成績に関して、観察者間のスコアのばらつきが最も大きかったのは歯科用顕微鏡、最も小さかったのがデジタル拡大鏡であった。根管口探索成績が最も良かった「根管口モデル」は、根管口数 0 /髄床底深さ 8mm のもの、最も悪かったのは、根管口数2/髄床底深さ7mmの根管口モデルであった。根管口探索の精度はデジタル拡大鏡が最も高く、次いで肉眼、歯科用顕微鏡であった。また、歯科用顕微鏡は観察者間のスコアのばらつきが大きい事、および根管口数と髄床底深さにより根管口探索精度が変化する事がわかった。本研究より、根管口モデルによるデジタル拡大鏡を用いた根管口探索の成績を、感度、特異度 、精度によって術者の診断能を客観的に評価することができ、さらにこの手法は歯科用光学機器操作教育の有効なツールとなることが示唆された。}, pages = {2019-11--2019-11}, title = {光学機器を用いた根管口モデルにおける根管口探索の評価}, volume = {2019-11}, year = {} }