@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00012617, author = {朝井, 悠太 and 留, 和香子 and TOME, WAKAKO and 奥村, 紗希恵 and OKUMURA, SAKIE and 村林, 学 and MURABAYASHI, MANABU and 北井, 則行 and KITAI, NORIYUKI}, issue = {2020-06}, journal = {2020-06}, month = {2020-06, 2020-08-25}, note = {本研究の目的は、下顎側方偏位を呈する骨格性Ⅰ級患者について、犬歯、大臼歯部において、歯列および歯槽部の三次元形態を調べ、歯性ならびに歯槽性にどのような補償機構が働いているのかを明らかにすることである。下顎側方偏位を示し外科的矯正治療が必要と診断された骨格性Ⅰ級患者10名(偏位群)と、骨格性不調和の認められない患者34名(対照群)を被検者とした。それぞれの被検者の初診時上下顎平行模型について、非接触型三次元デジタルスキャナを用いて三次元画像データを取得した。得られたデータで、上下顎犬歯と大臼歯の歯軸傾斜角、同部頬側・口蓋(舌)側歯槽傾斜角および歯列・歯槽基底弓幅径を計測した。偏位群では、下顎が偏位している側を偏位側、その反対側を非偏位側とし、対照群では、左右側の平均値を計測値とした。角度計測値について、対照群、偏位群の偏位側および非偏位側に有意差があるかどうか、さらに、対照群、偏位群のそれぞれにおいて、犬歯部と大臼歯部それぞれの歯列弓幅径と基底弓幅径との間に有意差があるかどうかについて統計学的分析を行った。偏位群の上顎犬歯歯軸傾斜角に関して、偏位側では、非偏位側と比較して有意に大きい値を示した。下顎犬歯歯軸傾斜角に関して、偏位側では、対照群の計測値と比較して有意に小さい値を、非偏位側と比較しても有意に小さい値を示した。また、偏位群の下顎犬歯部基底弓幅径と下顎大臼歯部基底弓幅径は、それぞれ対照群と比較して有意に大きい値を示した。対照群と偏位群における歯列弓幅径と基底弓幅径を比較した結果については、両群において、上顎犬歯部では歯列弓幅径が基底弓幅径より大きい値を示し、上顎大臼歯部・下顎大臼歯部では歯列弓幅径が基底弓幅径より小さい値を示した。下顎側方偏位を呈する骨格性Ⅰ級患者では、偏位側上下顎犬歯部において、歯性に補償機構が働いていることが示唆された。}, pages = {2020-06--2020-06}, title = {下顎側方偏位を呈する患者における歯列および歯槽部の三次元形態の評価}, volume = {2020-06}, year = {} }