@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00013570, author = {山本, 寛明 and 岩堀, 正俊 and IWAHORI, MASATOSHI and 渡邊, 諒 and 足立, ことの and 都尾, 元宣 and MIYAO, MOTONOBU and 飯田, 幸弘 and IIDA, YUKIHIRO and 福原, 隆久 and 山内, 六男 and YAMAUCHI, MUTSUO}, issue = {2020-10}, journal = {2020-10}, month = {2020-10, 2021-09-18}, note = {関節円板後方転位では臼歯部の開咬を示すことが報告されている。しかし、前歯部の開咬を示す症例の報告はほとんど認められない。そこで本報告では前歯部開咬患者の治療例について報告した。患者は54歳の女性で4年前から噛み合わせが悪くなり、食品をかみ切れないと朝日大学医科歯科医療センターを受診した。開咬状態で右側第一大臼歯並びに左側第二大臼歯のみが接触しているだけであった。開口量は38mmであり、顎関節部や咀嚼筋の疼痛、閉口時のクリックは認められなかった。X線検査では、下顎頭の変形などの異常所見は認められなかった。咬合位におけるMRIでは両側関節円板はともに後方へ転位し、開口時でも変化がなかったことから、非復位性関節円板後方転位と診断した。発症から4年を経過した復位のない関節円板後方転位症例であることから転位した円板を修正することは難しいと考えた。そこで、この顎位で咬合接触を付与し、患者の主訴である咬合の不快症状を改善することにした。咬合位の確認はバイトプレートにより行った。臼歯部にクラウンを装着し咬合接触を確立した。補綴処置後にはすべての食品ではないものの食品の咬断ができるようになり、患者のQOLは大幅に向上した。以上の結果から、開咬を示す関節円板後方転位症例の補綴的治療の有効性を示すことができた。}, pages = {2020-10--2020-10}, title = {開咬を示す関節円板後方転位症例の補綴的治療例}, volume = {2020-10}, year = {}, yomi = {WATANABE, RYO} }