@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00013586, author = {金子, 裕康 and 中尾, 寿奈 and 江原, 道子 and 永山, 元彦 and NAGAYAMA, MOTOHIKO and 住友, 伸一郎 and SUMITOMO, SHINICHIRO}, issue = {2021-02}, journal = {2021-02}, month = {2021-02, 2021-09-29}, note = {口腔粘膜の細胞診は従来ブラシ等で粘膜の病巣を擦過し、そのままスライドグラスに塗抹し、その後、アルコール等で固定あるいは風乾する方法、いわゆる従来法で行われていた。この従来法では1回の検体収量が少なく、基本的なPapanicolaou染色(PAP染色)とMay-Giemsa染色の2種類程度の検索しか行うことができなかった。また、細胞がスライドグラスの一部に密集してしまうことも多く、塗抹後の標本の乾燥や固定不足等の問題も回避できないものであった。これらの、従来法細胞診における問題点を解決するために、近年、採取に用いたブラシ等から直接専用の固定液に細胞を浮遊させ固定し、その後、専用の装置を用いスライドグラスに均一に塗抹する液状化検体細胞診(liquid-based cytology、LBC)が導入されつつある。これまで坂野らは4-nitroquinoline 1-oxide(4NQO)を用いたラット舌発がん実験により、heterogeneous nuclear ribonucleic protein K(hnRNP K)の検索を行ってきた。hnRNP Kは、ラット第 17番染色体に含まれるがん関連遺伝子の1つであるRNA結合タンパクhnRNPファミリーの1 つで、主にmRNAと結合してmRNAの核外輸送、転写、翻訳および修飾に関与している。ラット舌がんにおける正常の粘膜組織と比較したmRNA発現検討でhnRNP KmRNAはTP53mRNAに比較して上皮性異形成において有意にタンパクの高発現がみられ、hnRNP Kは前がん病変の診断マーカーとして組織学的に有用であると報告されている。今回、ラット舌発がんモデルを用いて細胞診と組織診を比較し診断の精度について検討し、さらにhnRNP Kとp53の免疫組織化学的染色や、mRNA発現量比較検討への応用による診断精度向上の可能性についても検討した。}, pages = {2021-02--2021-02}, title = {液状化検体細胞診を用いたラット舌発がん実験における診断への応用}, volume = {2021-02}, year = {} }