@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00013732, author = {山田, 敏彦 and 永山, 元彦 and NAGAYAMA, MOTOHIKO and 竹内, 宏 and TAKEUCHI, HIROSHI}, issue = {2002-06-20}, journal = {2002-06-20}, month = {2002-06-20, 2021-12-27}, note = {代表的なbiofilmの1つであるプラークにおいて、1〜2週経過したものが齲蝕症や歯周炎の原因になる可能性が最も高い。このような齲蝕原因菌や歯周炎原因菌の個々についてはかなり明らかにされているが、これらがプラーク中においてどのような増殖性を示すのかは十分に知られていない。そこで今回、天然歯エナメル質に極めて類似した組成から成るcarbonate apatite(CAP)薄膜をヒト大臼歯に装着し、装着後8日から20日間にわたる歯肉縁上プラーク中の細菌の様相について形態学的に検索した。その結果、CAP面上に形成されたプラークは、同時に行った口腔清掃不良状態のヒト天然歯面のプラークの形態と本質的に変わりのないこと、また、8日以降のいわゆる古いプラークでは、若干の変化はあるものの菌叢は顕著には変化せず、かなりの定常状態を示すことが明らかになった。この中でとりわけ定常状態を示すのは、ペリクル付着細菌であるグラム陽性桿菌(initial colonizer)とその表層に増殖するグラム陰性線状菌(secondary colonizer)であり、それら2菌種はほとんどのプラークにおいて定常的な2層構造をなしていた。さらにこれらの表層にグラム陰性球菌や桿菌が数多くコロニーを形成し、グラム陽性球菌は絶えず増多と消退を反復する傾向を示した。以上のように、齲蝕症や歯周炎の発症に関係深いとされる時期のプラークは、特定のinitial colonizerとsecondary colonizerが形成するframeworkを中心とした細菌増殖より成ることが明らかにされた。}, pages = {2002-06-20--2002-06-20}, title = {長期プラークの電顕的観察}, volume = {2002-06-20}, year = {} }