@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00013743, author = {岸本, 敏幸 and 林, 真太郎 and 小杉, 謙介 and 安田, 順一 and YASUDA, JUN-ICHI and 櫻井, 学}, issue = {2021-10}, journal = {2021-10}, month = {2021-10, 2022-01-13}, note = {ポリカーボネート(以下:PC)製三方活栓は、耐衝撃性や透明性、費用面などから多くの医療機関で採用されている。プロポフォールによる全静脈麻酔中にPC製三方活栓にクラックが入った症例を報告する。当該患者は26歳、男性.既往歴に知的能力障害とてんかんがあり、多数歯齲蝕があるため全身麻酔下に集中歯科治療が予定された。麻酔導入はレミフェンタニル塩酸塩、プロポフォール、ロクロニウム臭化物を使用した。気管挿管後に尿失禁を認め、更衣のために三方活栓の脱着を行った。麻酔導入から3時間後、点滴回路内の血液の逆流、血液の漏れによる床の汚染を確認した。三方活栓を交換したところ、血液の漏れは改善した。術後、原因となった三方活栓の調査を製造元に依頼をし、三方活栓のメスコネクター部に複数のクラックが確認された。クラックは三方活栓の複数回の脱着や強圧による締め付け、プロポフォールに含まれる脂肪乳剤によるPCの劣化の組合せによるものと推定される。プロポフォールを投与するときは、薬物の影響を受けにくいPC製以外の三方活栓への変更を検討する必要がある。また、クラックの発生は三方活栓の脱着から一定時間経過した後にも生じる可能性があることにも注意が必要である。PC製の三方活栓と原因となり得る薬物との併用によってクラックが生じる可能性を念頭に入れ、その予防と早期の対応を行うことが重要であると考える。}, pages = {2021-10--2021-10}, title = {プロポフォールによる全静脈麻酔中に三方活栓のクラックを認めた一例}, volume = {2021-10}, year = {} }