@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00014175, author = {東, 久留美 and 櫻屋, 透真 and SAKURAYA , TOHMA and 伊藤, 義生 and ITO, YOSHIKI and 佐藤, 和彦 and 薗村, 貴弘 and SONOMURA, TAKAHIRO}, issue = {2022-06}, journal = {2022-06}, month = {2022-06, 2023-04-24}, note = {朝日大学歯学部2019年度頸部局所解剖セミナー、2020・2021年度朝日大学歯学部解剖学実習において、第一肋骨肋軟骨から起始し肩甲骨に停止する破格筋を4体6側に認めた。この破格筋は6例すべてにおいて鎖骨下筋の起始よりも背側に位置し、第一肋骨肋軟骨から起始して背外側へと走行したのち、肩甲骨肩甲切痕内側において肩甲舌骨筋下腹の付着部の下方に並ぶ位置で停止した。また、鎖骨下筋神経から本破格筋付近への分岐がみられたが、筋腹への進入は確認できなかった。この筋は、起始と停止および他の筋との位置関係から、鎖骨下筋の破格とされる後鎖骨下筋、または肩甲舌骨筋下腹の重複筋であると考えられる。しかし、本破格筋は6例中4例において鎖骨下筋と肩甲舌骨筋のどちらとも癒合することなく起始と停止が独立した筋として存在したため、筋腹の形態からは由来の推測が困難であった。本破格筋の由来については、支配神経が鎖骨下筋神経であれば鎖骨下筋由来の破格である後鎖骨下筋、頸神経の枝であれば肩甲舌骨筋下腹に由来する破格筋であるとされる一方で、鎖骨下筋と肩甲舌骨筋下腹は同一の筋原基に由来するため、鎖骨下筋と肩甲舌骨筋下腹の間に出現する破格筋は神経支配によらず同じ由来であるとする説もある。すなわち、前者においては神経支配を鎖骨下筋神経の枝と定める狭義の後鎖骨下筋であるのに対し、後者は位置関係のみから定められた広義の後鎖骨下筋であると捉えることができる。今回の破格筋6例は、その位置関係から少なくとも広義の後鎖骨下筋とみなすことができ、さらに観察された鎖骨下筋神経からの分枝が支配神経であったと仮定するならば、鎖骨下筋由来の破格である狭義の後鎖骨下筋とも考えられる。}, pages = {2022-06--2022-06}, title = {解剖学実習でみられた第一肋骨肋軟骨と肩甲骨に付着する破格筋について}, volume = {2022-06}, year = {} }