@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00014178, author = {勝野, 雄司 and 宮本, 侑果 and 田中, 四郎 and TANAKA, SHIRO and 住友, 伸一郎 and SUMITOMO, SHINICHIRO and 村松, 泰徳 and MURAMATSU, YASUNORI and 落合, 隆永 and 江原, 道子 and 中尾, 寿奈 and 永山, 元彦 and NAGAYAMA, MOTOHIKO}, issue = {2022-06}, journal = {2022-06}, month = {2022-06, 2023-04-24}, note = {膿原性肉芽腫は真の腫瘍か反応性増殖によるものかは明らかとなっていない。我々は良性の神経鞘腫により生じた腫瘤を誤咬したために生じた膿原性肉芽腫を経験したので、文献的考察を加えて報告する。患者は36歳の男性で、5年前から舌の腫瘤を自覚、誤咬を繰り返して同部位が腫大してきたため、腫瘤切除術を施行され、本学で病理組織診断依頼となった。摘出物は表面に潰瘍を示す有茎性腫瘤で一部に潰瘍を示し固定後の割面は全体的に黄白色調で中央部が褐色調で占めていた。病理組織学的には、腫瘤の本体は紡錘形細胞の結節状増殖で、核の柵状配列やVerocay小体を有するAntoni A型の神経鞘腫であった。潰瘍部では、Congo Red染色陽性の好酸球の浸潤と潰瘍直下の著明な毛細血管の増殖がみられる膿原性肉芽腫を示した。免疫組織化学的染色では結節状に増殖する紡錘形細胞はS100陽性で、潰瘍直下はCD34陽性の血管内皮細胞とαSMA陽性の血管周皮細胞で構成された毛細血管に一致する陽性所見を示した。臨床経過および病理組織学的所見より、本症例は舌に発生した典型的な神経鞘腫に機械的刺激や感染が加わり、二次的に膿原性肉芽腫が生じたと考えた。}, pages = {2022-06--2022-06}, title = {神経鞘腫を伴った膿原性肉芽腫の1例}, volume = {2022-06}, year = {} }