@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00014228, author = {横山, 英輝 and 橋本, 一翔 and 櫻屋, 透真 and 佐藤, 和彦 and 薗村, 貴弘}, issue = {2023-02}, journal = {2023-02}, month = {2023-02, 2023-05-10}, note = {大胸筋は前胸部最前面に扇状形に広がる厚みをもった浅胸筋である.筋腹が大きく血流が豊富であるなどの有 用性から口腔外科などの臨床の現場において大胸筋を用いた皮弁が頭頸部再建材料として日常的に多用される 一方で,大胸筋周辺の前胸部浅層にはしばしば大小様々な破格筋が出現することが知られており,これらの神経 支配や栄養血管の走行を詳細に記録してその知見を共有することは臨床的に有益である.朝日大学歯学部2021 年度解剖学実習における63 歳男性(死因:左下葉原発肺扁平上皮癌)の遺体で大胸筋鎖骨部と三角筋に付着す る稀な破格筋を両側に認めたので報告する.本症例における破格筋は,大胸筋に隣接して鎖骨から起始したのち, 三角筋前部筋線維の筋束に癒合して停止していた.本破格筋の後面には,胸筋神経の枝が進入していた.また, 外側胸筋神経の枝が三角筋前部の筋線維に進入していた.神経支配の観点から,大胸筋と三角筋前部線維は発 生学的に近縁である可能性が浮上し,本破格筋は大胸筋と三角筋が形成される過程でその中間に生じた可能性 が示唆された.大胸筋皮弁を用いた再建術においては,本破格筋および三角筋前部の筋線維を支配する外側胸 筋神経の存在から,神経損傷に伴って大胸筋のみならず三角筋にも運動障害が生じる危険性が示唆された.}, pages = {2023-02--2023-02}, title = {解剖学実習でみられた大胸筋と三角筋に付着する破格筋について}, volume = {2023-02}, year = {} }