@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00003401, author = {小倉, 英稔 and 佐野, 祥美 and 近藤, 亜子 and KONDO, TSUGUKO and 近藤, 俊 and 田村, 康夫}, issue = {1}, journal = {小児歯科学雑誌}, month = {Feb}, note = {application/pdf, 本研究は、口唇口蓋裂児における口唇形成術施行前後と術後3ヵ月時における吸啜機能の変化について、吸啜圧、吸啜サイクル時間および口腔周囲筋活動から検討したものである。被検児は、F保健衛生大学病院に通院中の片側性完全唇顎口蓋裂児12名である。計測は、口唇形成術前後、術後3ヵ月の計3回行い、吸啜運動時の吸啜圧変化と口腔周囲筋活動を計測した。吸啜圧は計測用哺乳瓶を、口腔周囲筋活動は、左右側頭筋(L-R、TM)と咬筋(L-R、MM)、唇裂の部位とは反対側(健側)の口輪筋(OM)、舌骨上筋群(SM)の6筋に双極表面銀電極を貼付し記録した。コントロールとして、3ヵ月の健常乳児に同様の観察を行った母乳群と人工乳群を用いた。その結果、糖液哺乳時の1吸啜サイクル時間と陰圧相時間は、術後の方が術前に比べ有意に長くなった(p<0.05)。口腔周囲筋活動は両側TM、OMおよび総筋活動量は、術前に比べ術後の方が有意に増大していた(p<0.05)。吸啜圧は口唇形成術後3ヵ月が術前に比べ大きくなっていた(p<0.05)。口唇口蓋裂児の3ヵ月後とコントロール群との比較ではSMは3ヵ月群がコントロール2群に比べ有意に小さい値を示した(p<0.05)。以上より、口唇形成術を施行した結果、吸啜サイクルの陰圧相時間は長くなり、口腔内の陰圧形成に有効であることが明らかとなった。しかし、口唇口蓋裂児のSMの活動は口唇形成術後も小さく、舌の動きが健常乳児とは異なっていることが示唆された。(著者抄録)}, pages = {69--80}, title = {口唇口蓋裂児の口唇形成が吸啜機能に及ぼす効果}, volume = {53}, year = {2015} }