@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00003488, author = {松原, 誠 and MATSUBARA, MAKOTO and 式守, 道夫 and SHIKIMORI, MICHIO and 村木, 智則 and MURAKI, TOMONORI and 川原田, 幸司 and 諏訪, 裕彦 and 庵原, 明倫 and 長縄, 鋼亮 and NAGANAWA, KOUSUKE and 江原, 道子 and 永山, 元彦 and NAGAYAMA, MOTOHIKO and 田沼, 順一 and 住友, 伸一郎 and SUMITOMO, SHINICHIRO}, issue = {2014-02-20}, journal = {2014-02-20}, month = {2014-02-20, 2015-11-25}, note = {緒言:上顎洞粘液嚢胞は、比較的無症状で緩慢に発育することから、画像検査で偶然に発見されることが多い。時に上顎洞とは別に嚢胞病変が存在することがあり、顎嚢胞も考慮しなければならない。また術後性上顎嚢胞と鑑別する必要もある。今回、臨床所見から顎嚢胞を疑われたが、組織像および既往歴から上顎洞粘液嚢胞と診断した1例を経験したので報告する。症例:57歳の女性。2013年6月に上顎左側臼歯部の欠損を主訴に近歯科医院を受診した。画像検査から上顎左側顎骨内にエックス線透過所見を認め、当院を紹介された。20年前に左側上顎洞炎に対し鼻腔洗浄の既往があった。CT画像で、左側歯槽突起内に直径35mmの境界明瞭な透過性病変を認め、上顎洞との間には菲薄な骨を認めた。病変部のCT値から液体と軟組織の混在が示唆された。歯肉部から開窓して骨を含む病巣の生検を施行した。同時に創部より排出した茶褐色成分含み透明感のあるゼリー状の内容物を採取し、口腔に開窓した。細胞所見:内容物の細胞診では、背景は炎症性細胞が目立たず、粘液成分を主体に少数の線毛を有する円柱上皮を僅かに認めた。組織所見:嚢胞壁は僅かな瘢痕組織を伴う浮腫性の線維性結合組織が主体を占め、粘液を分泌する線毛上皮で覆われていた。診断:上顎洞粘液嚢胞 まとめ:今回、顎嚢胞が疑われた上顎洞粘液嚢胞の一例を経験した。上顎洞粘液嚢胞は、顎嚢胞と類似する点があり、診断には慎重を要することが示唆された。}, pages = {2014-02-20--2014-02-20}, title = {顎嚢胞が疑われた上顎洞粘液嚢胞の1例}, volume = {2014-02-20}, year = {} }