@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00003544, author = {若松, 紀子 and WAKAMATSU, NORIKO and ONISHI, MIKA and SANO, YOSHIMI and TAMURA, YASUO}, issue = {2013-09-20}, journal = {2013-09-20}, month = {2013-09-20, 2016-01-19}, note = {本研究の目的は、セルフアドヒーシブレジンセメントの曲げ強さ、ならびに乳歯エナメル質との接着強さを、従来型の接着性レジンセメントのそれと比較検討することにある。3種類のセルフアドヒーシブレジンセメント、リライエックスユニセム(RE)、クリアフィルSAルティング(CL)、ジールティング(GL)を使用した。従来型の接着性レジンセメントであるスーパーボンドC&B(SB)は、コントロールとして用いた。セメントの3点曲げ強さは、ISO4049に従い測定した。各セメントについて9個の角柱試料を作製し、37℃の蒸留水中に24時間浸漬した後、万能試験機によりクロスヘッドスピード0.75mm/minで、3点曲げ強さを測定した。セメントと乳歯エナメル質との接着強さは、ISO/TS11405に従い測定した。抜去したヒト乳歯頬側面を耐水研磨紙で600番まで研磨し、圧をかけないでセメントを歯面に接着させた。RE、CL、GLは、光照射して硬化させた。一方SBは、歯面を酸処理した後に、歯面に載せ硬化させた。セメントが十分硬化してから、試料を37℃の水中に24時間浸漬し、万能試験機によりクロスヘッドスピード0.5mm/minでせん断接着強さを測定した。曲げ強さの平均値は、REとGLが、CLと比較して有意に大きい値を示した。しかし、REとGL間には有意差は認められなかった。GLとSBのせん断接着強さの平均値ならびに標準偏差は、それぞれ5.2±3.8MPa、6.3±2.1MPaであったが、両者の間に有意差は認められなかった。SBのせん断接着強さの平均値は、CL、REの平均値に比べ、有意に大きかった。GLのせん断接着強さの平均値は、REの平均値に比べ著しく大きかった。破断様式は、SBがすべてセメント内での凝集破壊であったのに対し、GLは混合破壊と凝集破壊がみられた。しかしCLとREでは、セメント内での凝集破壊はみられなかった。これらの結果から、セルフアドヒーシブレジンセメントであるGLの、外傷乳歯固定材料への応用の可能性が示唆された。}, pages = {2013-09-20--2013-09-20}, title = {セルフアドヒーシブレジンセメントの外傷乳歯固定材としての有効性}, volume = {2013-09-20}, year = {} }