@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00003630, author = {勝又, 明敏 and KATSUMATA, AKITOSHI}, issue = {2012-01}, journal = {2012-01}, month = {2012-01, 2016-03-23}, note = {日本では、年間一千万件以上のパノラマX線撮影がおこなわれている。この撮影法は、口腔外科領域だけでなく、小児、矯正、補綴などにおいて各種疾患を診断する画像検査の定番として利用されている。パノラマX線撮影に関する放射線学、診断学および技術的観点からの報告は数多いが、この検査法の未来の姿についてはあまり論じられていない。そこで本稿では、この検査法のこれまでの進歩について振り返り、将来の方向性について論じることとした。現行のパノラマX線撮影装置の技術は、1980年代までに確立されたものである。それ以降、パノラマX線撮影は、高い臨床的有用性、妥当な設備費および低い放射線被曝により歯科市場で大成功を収める事になった。2000年までに、いわゆる顎顔面多機能断層撮影装置および小照射野歯科用コーンビームCT装置が、パノラマX線撮影の機構をベースに生み出された。そして、パノラマX線撮影はデジタルの時代に入った。今後は、フォトンカウンティング型の高感度検出器が、パノラマX線撮影にトモシンセシスやエネルギー解析といった新しい機能を与えることになるであろう。トモシンセシスに基づくパノラマ画像の3D空間マッピング画像は、パノラマX線像上での正確な距離および角度分析を可能とする。エネルギー解析は、画像上での生体硬組織や歯科材料の物性評価に繋がる可能性がある。また、コンピュータ支援診断(CAD)システムと遠隔画像診断の活用は、歯科開業医の診断能力向上をもたらす事になる。パノラマX線撮影のルネサンスは、始まったばかりである。21世紀においても、パノラマX線撮影は歯科臨床で重要な役割を果たし続けるであろう。}, pages = {2012-01--2012-01}, title = {パノラマX線撮影のルネサンスをめざして}, volume = {2012-01}, year = {} }