@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00003729, author = {亀水, 秀男 and 金城, 舞 and 木下, 奈穂 and 河原, 伸明 and 佐藤, 峻介 and 大元, 秀一 and 飯島, まゆみ and 若松, 宣一 and 足立, 正徳 and 土井, 豊 and DOI, YUTAKA}, issue = {2011-06-20}, journal = {2011-06-20}, month = {2011-06-20, 2016-06-20}, note = {この研究の目的は、ESR法により市販の光重合型フロアブルレジンの重合特性を検討することである。レジン硬化体中に発生するポリマーラジカルを検出・観察し、照射時間による二重結合の反応率に与える影響と照射後重合による反応率の変化について検討した。市販のフロアブルレジン(FR)を使用し、キセノンランプ(30分間光照射)と歯科用ハロゲン照射器(10、20、40秒間照射)で光照射した。光照射直後の反応率は、最大ラジカル量に対する各照射時間(10、20、40秒間照射)で得られたラジカル量の割合で算定した。照射後10分の反応率は、再照射によって発生・増加したラジカル量で評価した。照射後重合の保存条件による挙動は、反応率の増加によって検討した。試料から溶出するモノマー量はHPLC分析により決定した。FR中のモノマー/フィラー量は、TG-DTA分析により検討した。FR中に発生するポリマーラジカルのESRスペクトルは、PMMAラジカルのそれと非常に類似していた。ラジカルは、光照射直後から発生し、光照射中は急激に増加した。ラジカル量は、約5分間で最大量に達し、光重型コンポジットレジン(CR)より早く飽和した。また、最大ラジカル量はFRの方がCRより多かった。光照射直後でのFRの反応率は、10秒間照射の場合、約40%でCRのそれと比べて低かった。20、40秒間照射の場合では、CRの反応率と同程度であった。光照射後10分でのFRの反応率は、10秒間照射の場合、約75%にまで増加した。CR、FRとも経時的に反応率は増加し、2ヵ月後には反応率が95%以上になった。FRはCRに比べてモノマー総溶出量が少なかった。反応率や照射後重合は、ESRによって簡単・簡便に解析することができた。これらの結果より、ポリマーラジカルはFRまたはCRの重合特性の指標として利用できることが示唆される。}, pages = {2011-06-20--2011-06-20}, title = {ESR によるフロアブルコンポジットレジンの重合特性に関する研究}, volume = {2011-06-20}, year = {} }