@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00005041, author = {亀水, 秀男 and 大元, 秀一 and 飯島, まゆみ and 若松, 宣一 and 足立, 正徳 and 土井, 豊 and DOI, YUTAKA}, issue = {2011-02-20}, journal = {2011-02-20}, month = {2011-02-20, 2016-07-14}, note = {この研究の目的は、電子スピン共鳴装置(ESR)により、市販の光重合型コンポジットレジンに発生するポリマーラジカルを直接検出し、可視光照射時のラジカル濃度の変化について検討することである。コンポジットレジンは市販のものを使用し、可視光照射はキセノンランプ(照射時間3時間)または歯科用ハロゲンランプ(照射時間5~120秒間)で行った。光重合型コンポジットレジン中に発生したポリマーラジカルはPMMAのポリマーラジカルに非常に類似していた。ラジカルは、キセノンランプによる光照射直後に発生し、その濃度は光照射中、急速に増加した。ESR測定時の温度とともにラジカル濃度も増加し、またその濃度の最大値も増加した。大気中、60℃では、ラジカル濃度は、照射開始から10分間後に最大(2.12×10^20 spins/g)に達した。しかしながら、ラジカル濃度が飽和に達した後は、光照射中にもかかわらず減少した。歯科用ハロゲンランプの光照射によって得られたラジカル濃度は、80秒間照射で最大(3.51×10^20 spins/g)に達し、その後120秒間までは飽和状態であった。さらに、照射後のポリマーラジカルの残留量が多いほど、またコンポジットレジン試料の保管温度が低いほど、ラジカルは長く残留した。保管温度が20℃の場合、12日後で光照射終了時(照射時間3時間)の濃度の約2/3残留することがわかった。光照射によって発生したラジカルは大気中、室温でも安定で長寿命であることから、ラジカル濃度のESR測定が非常に簡便であることがわかった。これらのことから、コンポジットレジンのラジカル濃度は重合率や反応率の指標とし利用できる可能性が示唆された。}, pages = {2011-02-20--2011-02-20}, title = {ESRによる光重合型コンポジットレジン中のポリマーラジカル濃度に関する研究}, volume = {2011-02-20}, year = {} }