@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00005074, author = {渡邉, 岳 and 坂野, 美栄 and 永山, 元彦 and NAGAYAMA, MOTOHIKO and 堀田, 正人 and HOTTA, MASATO and 竹内, 宏 and TAKEUCHI, HIROSHI}, issue = {2010-06-20}, journal = {2010-06-20}, month = {2010-06-20, 2016-08-02}, note = {生体内において、骨は代謝の一環として吸収と形成とを反復する。この現象は破骨細胞と骨芽細胞とのカップリングで行われ、骨の改造現象と呼ばれている。近年、リン酸カルシウム基材が骨代用材、骨修復材として整形外科領域を中心に臨床応用され始めている。このように生体内に填入されたリン酸カルシウム基材、およびそれによって形成された伝導性骨が改造現象を起こし、その後の経過や転帰を左右する要因になることが考えられる。しかし、これらの基礎的な知見についてはまだほとんど集積されていない。そこで今回、ラットの大腿骨欠損部にリン酸カルシウム基材を填入し、形成された伝導性骨の改造現象について、組織学的および免疫組織化学的に検索を試みた。ウイスター系ラットの大腿骨に欠損を作り、β-リン酸三カルシウム(TCP)、焼結したCarbonate apatite(焼結CAP)、焼結しないCAP(非焼結CAP)の3種類をそれぞれ填入した。採取後、通法によって切片を作製し、HE染色、TRAP染色、免疫染色を行った。その結果、伝導性骨形成については、TCPと焼結CAPが4週にわたって形成され、非焼結CAPでは2週後には形成がほぼ終わっていた。残存基材について、TCPは多くが残存し、伝導性骨の吸収に伴う裸出を認めた例も多く見られた。焼結CAPはTCPよりやや少なく、裸出した例もわずかであった。非焼結CAPはわずかで、伝導性骨に包まれて裸出した例はほとんどなかった。この吸収の大半はTRAP陽性細胞によるものと考えられた。Osterixの免疫組織化学的検出によって、基材表面にも骨芽細胞が見られTRAP陽性細胞が基材表面に分化誘導される可能性の高いことが確かめられた。この結果より、伝導骨は軸となる基材の吸収が要因となって複雑な形成様式をとり、そこに改造現象も加わって形成されてゆくことが明らかとなった。}, pages = {2010-06-20--2010-06-20}, title = {リン酸カルシウム基材によって形成された伝導性骨の改造現象とそのリン酸カルシウム基材の吸収}, volume = {2010-06-20}, year = {} }