@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00005186, author = {姚, 軍 and 多賀谷, 正俊 and TAGAYA, MASATOSHI and 棚瀬, 精三 and 田村, 康夫}, issue = {2008-10-20}, journal = {2008-10-20}, month = {2008-10-20, 2017-01-23}, note = {ラット臼歯のエナメル芽細胞が大量のCa2+を司る機構、Ca2+の動員、Ca2+のシグナル伝達分子の局在性を明らかにするため、Ca2+結合タンパクであるCalmodulin(CaM),Calbindin(CaB)とチロシンキナーゼ型レセプターであるPDGF-R,FGF-R,PLC-γ、およびCa2+維持機構に関わるIP3-RとCa-ATPaseの免疫組織化学的局在性をラット臼歯で検討した。CaBは分化期、分泌期では強い局在性を示し、成熟期ではエナメル芽細胞内中央部より遠心側に強い局在性を認めた。CaBは緩衝型タンパクと呼ばれ細胞内のCa2+濃度調節に関わることから、CaBが分化期、分泌期、成熟期エナメル芽細胞のCa2+濃度調節を担っていることが示唆された。CaMは分化期、分泌期では弱く、成熟期および隣接する中間層細胞、乳頭層細胞に強い局在性を示した。Ca-ATPaseはCaMとほぼ同様の局在性を示した。CaMはCa2+と結合後、標的蛋白質と結合して生理機能を発揮するとされることから、CaMはエナメル芽細胞の細胞機能に関わることが推察され、Ca-ATPaseはCaM依存性酵素であることから、CaMは成熟期エナメル芽細胞および乳頭層細胞のCa2+排出に関わることが示唆された。PDGF-R,FGF-R,PLC-γは、分化期、分泌期に強い局在がみられ、乳頭層細胞に強い局在がみられた。IP3-Rは分化期、分泌期、分泌期後期にもっとも強い局在性を示した。レセプターからのPIレスポンスによるCa2+動員は、分化期、分泌期に、最も活発なことが示唆された。以上のことから、エナメル芽細胞内のCa2+動態は細胞の機能発現に関わるシグナルと、成熟期エナメル芽細胞および中間層細胞、乳頭層細胞内では機能発現のシグナルと石灰化のための輸送に関与していることが示唆された。}, pages = {2008-10-20--2008-10-20}, title = {ラット臼歯エナメル質形成におけるCa2+結合性タンパクおよび細胞内Ca2+シグナル伝達分子の免疫組織化学的局在性}, volume = {2008-10-20}, year = {} }