@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00005197, author = {八代, 耕児 and 北村, 圭司 and 神谷, 真子 and KAMIYA, MASAKO and 亀山, 泰永 and 藤田, 厚}, issue = {2008-06-20}, journal = {2008-06-20}, month = {2008-06-20, 2017-01-25}, note = {ラット唾液腺における細胞質型グルタチオンペルオキシダーゼ(cGPx)とリン脂質ヒドロペルオキシドグルタチオンペルオキシダーゼ(PHGPx)の分布を検討した。三大唾液腺のうち、顎下腺と舌下腺では高いcGPx活性が認められたが、耳下腺では他の唾液腺の約30%の活性であった。cGPxは主として細胞質画分に分布した。一方、PHGPx活性は顎下腺、耳下腺、舌下腺の順に高い活性を示した。舌下腺のPHGPx活性はcGPx活性とは異なり、他の唾液腺よりかなり低かった。PHGPx活性は細胞質画分、ミトコンドリア画分、ミクロソーム画分に広く分布した。顎下腺ではこれらの画分でほぼ同程度の活性を示したが、耳下腺細胞質画分と舌下腺ミトコンドリア画分の活性は他の画分より低かった。細胞質画分とミトコンドリア画分のPHGPx活性はリン脂質種に対する特異性が低く、細胞内で生じる種々のリン脂質ヒドロペルオキシドの還元処理に好都合である。cGPxとPHGPxの腺特異的な分布は、唾液分泌能に依存する酸素消費量の違いやPHGPxアイソザイムの分布差から生じるものと考えられる。さらに、唾液腺のcGPxとPHGPxは抗酸化酵素として役割を分担しながらヒドロペルオキシドの消去を担っており、cGPxは細胞質で生じる水溶性ヒドロペルオキシドを、PHGPxは細胞内の種々の場で生じるリン脂質ヒドロペルオキシドを還元処理していることが示唆された。}, pages = {2008-06-20--2008-06-20}, title = {ラット唾液腺の細胞質型グルタチオンペルオキシダーゼ活性およびリン脂質ヒドロペルオキシドグルタチオンペルオキシダーゼ活性}, volume = {2008-06-20}, year = {} }