@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00005211, author = {引頭, 毅 and 堀江, 俊 and 猪俣, 恵 and 村上, 幸孝}, issue = {2016-07}, journal = {2016-07}, month = {2016-07, 2017-02-04}, note = {インフルエンザは冬季、特に1月頃をピークとして毎年流行する感染症であり、大学を含む学校施設では集団感染発生に対して警戒が必要である。本研究では集団感染予防策の一環としてイムノクロマト法に基づいた迅速検査を導入し、医療機関に依存せずに潜在的感染者を早期に特定する試みについて検討することを目的とした。検査は感冒様の自覚症状のある者を含む本学学生139名を対象とし、インフルエンザウイルスA型ならびにB型を同時に検出可能なキットにより実施した。結果調査時に、迅速検査法、あるいは簡便検査法としてのイムノクロマト法に関する学生への認知効果と学習効果を含む教育的効果についても調査した。その結果、感冒様の自覚症状をもつ対象者1名からインフルエンザウイルスA型が検出されたことから、本法は感染者特定おいて十分な有用性をもつと判断された。対象者に関する基本情報として公共交通機関の利用の有無についても調査したが、感冒様の自覚症状の有無、あるいはインフルエンザウイルス検出結果とは関係していなかった。また対象者の多くが本法の簡便性と迅速性について認識していたことから、簡便・迅速検査法としてのイムノクロマト法の認知・学習効果があったと推測された。本結果を踏まえ、迅速検査によって早期に感染者を特定した後、集団との接触を適切に防ぐことができれば、有効な集団感染予防策の一つになると考えられる。今後本学で行うことのできる対策について十分に議論を行い、準備を整えていく上で、本法を含めた方法を考慮していく重要性があると考えている。}, pages = {2016-07--2016-07}, title = {本学集団感染予防策としてのイムノクロマト法によるインフルエンザウイルス迅速検査の有用性の検討}, volume = {2016-07}, year = {} }