@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00005218, author = {岩田, 明子 and 佐藤, 和彦 and 矢野, 航 and 渡邉, 竜太 and 江尻, 貞一 and EJIRI, SADAKAZU and 北井, 則行 and KITAI, NORIYUKI}, issue = {2016-07}, journal = {2016-07}, month = {2016-07, 2017-02-04}, note = {ラット咬筋の成長に伴う変化を明らかにするために、各週齢のラット咬筋を14筋区画に分け、筋区画の筋力の大きさと方向の成長変化を検討した。3~38週齢の雄性 Wistar系ラット36個体を用い、咬筋を起始・停止領域の不連続な14筋区画に分け、筋重量と筋線維長を計測した。筋束太さを筋力指数と定義し、筋走向ベクトルを頭尾(x)・背腹(y)・側方(z)方向の成分で表した。各計測項目について週齢との相関を求めた。また、μCT再構成画像を用いて、頭蓋の成長変化をシミュレーションし、咬筋の成長変化と比較した。14筋区画すべての筋力指数と週齢との間に有意な相関が認められた。筋力指数増加は、表面の5区画で大きく、内側の3区画で小さい値を示すことから、咬筋表面の筋区画は内側の筋区画よりも、筋力指数が増加しやすいことが考えられる。最表層とその一層内側に位置する筋区画の筋力指数増加パターンは、咬筋全体のパターンに類似していることから、最表層とその一層内側の筋区画の成長が咬筋全体の成長に大きく影響していることが示唆される。咬筋全体の筋力指数は、 3~5週齢に著しい増加が認められ、離乳と第三臼歯の萌出が筋力増加に影響すると考えられる。筋線維長と頭蓋サイズは15週齢以降緩やかな増加へと移行するが、筋重量と筋力指数は増加し続けることが明らかとなった。これは、成長期以降も続くラットの旺盛な摂食行動が要因と考えられる。筋線維の走向がx方向である表層では、x方向の筋力指数が大きく、y方向に走向する前方部の7区画では、y方向の筋力指数が大きかった。筋線維が斜め方向に走る後方部の6区画では、x・y方向の筋力指数がほぼ同等であった。これらのことから、咬筋の成長には、筋区画の存在深さ、頭尾方向での位置および筋線維の方向が要因となっていることが示され、咀嚼機能や摂食行動が筋力に影響を及ぼしている可能性が示唆された。}, pages = {2016-07--2016-07}, title = {ラット頭蓋成長に伴う咬筋の力の大きさと方向の変化}, volume = {2016-07}, year = {} }