@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00005225, author = {小金澤, 大亮 and 太田, 恵未 and 安田, 順一 and YASUDA, JUN-ICHI and 玄, 景華 and GEN, KEIKA}, issue = {2016-12}, journal = {2016-12}, month = {2016-12, 2017-02-08}, note = {最近、摂食嚥下機能を定量評価する方法として精密に咽頭内圧測定が可能な高解像度マノメトリー(HRM)が開発された。本研究はHRMを用いて嚥下造影検査(VF)あるいは嚥下造影検査(VE)併用下で食物の量と物性の差による嚥下時の咽頭内圧測定を行いその結果について検討した。咽頭内圧測定を行う部位の特定を目的として健常成人男性 3 名を対象とした。被験者に試料としてバリウム造影剤を混和した常温水3ml を嚥下させ、VF併用下で咽頭内圧測定を行い、軟口蓋部、中咽頭部および食道上部括約筋(UES)部を特定した。VE併用下の咽頭内圧測定は健常成人15名を対象とした。試料は常温水3ml、6ml、9ml、粥3gとゼリー3gを使用した。各試料を指示嚥下させVEによる観察から咽頭残留あり、咽頭残留なしに分類した。測定結果から軟口蓋部最大内圧、軟口蓋部圧持続時間、中咽頭部最大内圧、中咽頭部圧持続時間、平常時UES圧、UES開大時間について評価した。試料の種類,測定値、VE所見の関係について検討した。試料の量と咽頭内圧の関係では、軟口蓋部圧持続時間は唾液嚥下と常温水9ml間で常温水9mlが有意に延長した。咽頭残留と咽頭内圧の関係では、VEで粥3gのみに咽頭残留を6名に認めた。試料の増加による軟口蓋部圧持続時間の延長は食塊の咽頭通過時間の延長を反映している可能性が示唆された。粥は粘性のため咽頭残留したと考えられる。咽頭残留ありと咽頭残留なしではそれぞれの測定値に有意差は認めず、咽頭残留には咽頭内圧よりも食物の物性が関与していることが示唆された。本結果より試料の量は、軟口蓋部圧持続時間の変化に関与することが明らかとなった。また、食物の物性は咽頭内圧の測定値変化への関与は少ない可能性があり、食塊咽頭残留には咽頭内圧よりも食物の物性が関与する可能性が示唆された。}, pages = {2016-12--2016-12}, title = {高解像度マノメトリーによる嚥下動態の定量評価}, volume = {2016-12}, year = {} }