@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00005313, author = {吉田, 洋康 and 飯田, 幸弘 and IIDA, YUKIHIRO and 西山, 航 and 福井, 達真 and FUKUI, TATSUMASA and 勝又, 明敏 and KATSUMATA, AKITOSHI}, issue = {2017-03}, journal = {2017-03}, month = {2017-03, 2017-05-18}, note = {パノラマX線画像から顎骨の病変を自動的に検出するコンピュータ支援診断/検出(Computer Assisted Diagnosis/detection,CAD)アルゴリズムを開発する場合、病巣の画像濃度が重要な手がかりとなる。本研究では、X線画像で透過像を示す顎骨病変について、画像濃度を計測して定量的に検討する事を目的とした。蓄積された画像データベースを検索し、下顎骨内で長径15mm以上のX線透過像を示す病変61例を抽出して対象とした。パノラマX線画像はイメージングプレート方式で取得し、DICOMデータとしてPCに読み込んだ。病巣のX線透過像部分と病巣辺縁より約5mmの範囲の周囲骨に関心領域(region of interest,ROI)を設定し、X線透過像部分の画素数を求め、画素値を8ビット(256階調)スケールで計測した。1画素のサイズは0.1mmである。また、CT撮影がされた症例ではHUを計測した。病巣の画素値は、すべての症例で周囲骨よりも小さくなっていた。また、病巣の画素値とコントラスト値は、病変の部位と大きさにより変化する傾向を認めたが、病巣内CT値は病変の部位と大きさにより変化を認めなかった。顎骨X線透過性病変の画像濃度は、パノラマ画像全体からみて広い範囲に分布し、骨の濃度との重複も大きいことがわかった。本研究の結果より、パノラマ画像から画素値のみを参考に顎骨病変を検出することは難しいと思われた。一方、病変と周囲骨のX線画像を領域ごとにスキャンしてコントラストを持つ構造を見つけだす方法でX線透過性病巣の検出が可能であると考える。パノラマX線画像上でX線透過像を示す顎骨病変の画像濃度を検討した結果、病巣内と周囲骨の画素値から求めたコントラスト値が、パノラマ画像上で病巣を自動的に検出するアルゴリズムにおける有効な特徴量となることが示唆された。}, pages = {2017-03--2017-03}, title = {パノラマX線画像における顎骨X線透過性病巣の画像濃度}, volume = {2017-03}, year = {} }