@article{oai:asahi-u.repo.nii.ac.jp:00009257, author = {前川, 明之 and 吉田, 洋康 and 飯田, 幸弘 and IIDA, YUKIHIRO and 福井, 達真 and FUKUI, TATSUMASA and 西山, 航 and 勝又, 明敏 and KATSUMATA, AKITOSHI}, issue = {2018-03}, journal = {2018-03}, month = {2018-03, 2018-08-18}, note = {目的:二等分面法は多くの成書において標準的な口内法撮影とされている。その特徴は,理論上,歯の実長と等しい画像が得られることにある。しかし、歯列の大きさや形態、術者の技能、使用する装置器具が様々である状況のもと、二等分法で撮影された画像が個々の歯に対する等長撮影となっているかに関しては、あまり検討されていない。我々は、二等分面法による歯の等長撮影がどの程度の誤差を生じるかを検討した。 方法:人工骨入り口内法撮影ファントム3体の上下顎前歯部を、我々の施設で行っている10枚法全顎撮影に準じて、撮影者A(歯科放射線臨床経験3年)、および撮影者B(歯科放射線臨床経験30年)が撮影した。撮影は、インジケーターを用いた状態、および用いない状態で実施した。検出系は、イメージングプレート方式のデジタルシステムおよびナンバー2サイズのIPを使用し、附属のソフトウエアで歯の長さを計測した。撮影と計測は、日を変え5回行い、ファントムのCT画像より計測した歯の長さを基準とした誤差率を求めて検討した。 結果:口内法画像より計測した歯の長さの誤差率は、3体のファントムを総合して0.0%~35.4%、平均で8.2%であった。誤差率の平均が最も大きかったのは、撮影者Aがインジケーターを用いないで撮影した場合(10.1%)であった。撮影者Bがインジケーターを使用して撮影を行った場合は9.0%であった。撮影者Bがインジケーターを用いないで撮影した画像と撮影者Aがインジケーターを用いて撮影した画像の誤差率は、ほぼ同等(7.3%)であった。 考察:今回の結果より、全体平均の誤差率では初心者はインジケーター使用により、誤差率の減少が認められたが、熟練者ではインジケーターなしの方が、誤差率が少ない結果となった。これは、熟練者の方がより細かい位置づけが可能で、インジケーターでは細かい位置づけが困難と考えられる。 結論:二等分面法は、撮影者の臨床経験やインジケーターの有無にかかわらず、歯の長さに関して平均で8.2%の誤差率をともなうことがわかった。}, pages = {2018-03--2018-03}, title = {二等分面法による前歯の等長撮影の再現性}, volume = {2018-03}, year = {} }